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笛方 望月流
望月 美都輔(もちづき みずほ)

プロフィール

1990年 千葉県生まれ。

2013年 東京藝術大学音楽学部 邦楽科卒業。在籍時浄観賞、常英賞を受賞。
同年 望月流家元より、望月美都輔の名を許される。
2014年 藝大アーツ学生サミット2014『横浜アート物語』参加。
同年 台湾国立伝統芸術センター主催「2014アジア伝統芸術祭」参加。

同年 国際交流基金主催、米国短期派遣チームKAKEHASIプロジェクト参加。

2015年 東京芸術大学大学院修士課程 音楽研究科修了。

2016年 千葉市文化芸術新人賞 奨励賞。

13歳の頃、横笛の手ほどきを望月美沙輔氏より受け現在も師事。
これまでに、望月太喜輔、中川善雄、福原徹彦、福原徹の各氏に師事。
2歳より日本舞踊を藤間恵都子氏に師事、藤間流家元より藤間み都きの名を許される。
長唄、長唄三味線を成田涼子氏に師事。
出演に、NHK木曜時代劇「塚原卜伝」「吉原裏同心」テレビ東京「葬儀屋松子の事件簿3」大人計画 舞台「ゴーゴーボーイズ・ゴーゴーヘブン」など。
和楽器集団「鳳雛」参加。一般社団法人 長唄協会会員。

「笛方(ふえかた)」とは・・・?

初めまして!望月流の笛方をしております。望月美都輔と申します。
笛方というのはつまり笛の演奏家ということですが、ひとえに「横笛演奏家」と言っても、演奏のジャンルは民謡、祭囃子(まつりばやし)など様々です。
私が属する「望月流」は、主に長唄や浄瑠璃など三味線音楽での演奏を専門としている流派で、お囃子(はやし:笛や鼓、太鼓などの総称)の専門家を「囃子方(はやしかた)」、中でも笛の専門家を「笛方(ふえかた)」という肩書で表します。

そして私たち笛方が用いるのは、「能管(のうかん)」と「篠笛(しのぶえ)」の2種類の笛。これらを曲中で使い分けながら演奏します。

▼画像上:黒い笛が能管、画像下:茶色い2本が篠笛

能管と篠笛

現在は古典音楽を中心に活動しておりますが、古典の表現を生かしつつ、これからの時代にあった様々な表現や演奏、また作曲にも挑戦していきたいと思っています。

一般家庭に生まれて

こうして職業として和楽器を演奏していると、「お家が古典芸能の関係ですか?」と聞かれることも多々あります。もちろん代々続けて古典芸能を職業とされている方も多くいらっしゃいますが、一般家庭に生まれながら和ものの魅力に触れ演奏家を目指す方もたくさんいらっしゃいます。私も後者の一人で、一般家庭から笛方になることを目指しました。

和ものが好きで若いころから日本舞踊を習っていた曾祖母と母のもと、生まれる前はお腹の中で、生まれてからは母のお稽古にくっついてお稽古場に通ううち、2歳で日本舞踊教室に入門することになりました。お稽古中はこんな感じ…目の前の師匠よりもカメラが気になっているもよう…(笑)

幼い頃の私

物心つく前から和ものが身近にあったためか、和楽器や邦楽に深い関心を持っていたようで、地域のお祭りの盆踊りでは和太鼓を打ち、成田の駅前で演奏していた和太鼓集団の前では、曾祖母と足を止めて「かっこいいねー」と興奮していた子供でした。

キッカケは・・・ギャップ?

そんな中で、横笛に明確な興味を持ったのは小学生の頃。夏休みに、「親子で楽しむ日本舞踊の世界」というワークショップ(体験型)公演を拝見したときのことでした。
そこでは、いつも「拵え(こしらえ:舞台衣装を着たり、お化粧を施して舞台用の支度をした状態)」をして舞台に立っている舞踊家さんや、黒紋付きで舞台上では微動だにしない強面(こわもて)の「地方(じかた:日本舞踊の伴奏をする演奏家)」さんたちが、舞踊や楽器について、とても明るく面白く、そしてわかりやすく、いろんな魅力を紹介していたのです・・・!

それまで、遠い世界の人という印象を持っていた舞踊家さん、地方さんたちが、わかりやすい言葉や実演を交えて和ものの魅力を語っていた姿を見て、すごく身近な存在に感じたことを今でも鮮明に覚えています。
中でも、女性ながら男性に混ざって笛を吹いていた笛方の先生に惹かれ、私もあんな風に吹いてみたい!と子供ながらに思い、横笛教室に入門し・・・あれよあれよという間に現在に至ります(笑)

和ものびととしてのライフワーク

ここまで書くと、幼いころから和に浸った、なんだか生粋のお堅い人間なんじゃないか…と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、まったくそんな事もなく、流行りの音楽も聞きますし、歌うことが好きで、バンド活動したり、高校時代は合唱で全国大会を目指したりと燃えるような青春も過ごしました!

これから先、世界へ飛び立つ世代に向けて、子供のころ私が感じた興奮や和ものの魅力を、今度は自分が発信者となって広く届けること。これを和ものびととしてのライフワークに据え、今後も活動していきたいと考えています!

笛を吹く手元

私のお稽古場情報

「笛に初めて触る!」という初心者の方から経験者まで、篠笛と能管、どちらもお教えいたします。主に長唄などの三味線音楽に合わせて演奏する笛を教材にしておりますが、歌謡曲・流行歌など、こんな曲が吹いてみたい!という声にもお応えしますので、ご相談くださいね。

趣味として何か楽器を始めてみたい!笛を吹いてみたい!という方へ。笛はとても手軽な楽器ながら、とても奥が深い楽器です。無料体験お稽古もしておりますので、まずは一緒に始めてみましょう!

店舗・稽古場情報

店舗・稽古場名
望月美都輔 横笛教室 「横笛を愛する会」
所在地
〒107-0052
東京都港区赤坂4-18-13 赤坂コミュニティーぷらざ内 赤坂区民センター
アクセス
・地下鉄 銀座線・丸ノ内線:赤坂見附駅下車 A出口徒歩10分
・地下鉄 大江戸線・銀座線・半蔵門線:青山一丁目駅下車 4番出口徒歩10分
・港区コミュニティバスちぃばす
 赤坂ルート44番又は青山ルート44番・125番「赤坂地区総合支所前」下車
稽古日・営業日
《赤坂教室》
月3回(2~6名のグループレッスン)
金曜日13:30~17:00の間で90分程度
※時間外応相談

《出張稽古》
月3回お好きな曜日、時間帯をあらかじめご相談・ご予約し、ご都合のよい場所まで出張いたします。
費用
《赤坂教室》
お月謝:7000円
月会費:1000円
※月会費は会場借用代等として別途徴収させていただいております。
※出張稽古については、お問い合わせください。
お問い合わせ
080-3937-0841(携帯)
mizhomochi@gmail.com

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